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2011.05.28

「ウイルス作成罪」に関するアレ

とりあえず以下のような感じで民主と官邸には送ってみた。何かの参考になればということで。

民主党意見ページ http://www.dpj.or.jp/header/form/
官邸意見ページ http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html



「ウイルス作成罪」の審議について

先日より法務委員会にて審議がスタートしているとのことで動向を追っておりますが、特に27日の審議についてはあまりの内容に唖然とせざるを得ませんでした。
以下、手短に箇条書きとします。是非とも見解を伺いたく思います。

1.江田法務相の「バグもウイルス作成罪の対象となりうる」発言
これについては高木浩光氏(http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20110527.html)をはじめ多くのソフトウェア開発関係者が異議を唱えています。特にフリーウェアやオープンソースといった非商用ソフトウェアの分野においては「バグがあること」を前提として提供されているものも多く、また商用ソフトウェアにおいても動作環境等の問題により旧バージョンの公開を続けなければならないケースが少なくありません。そもそも「バグのないプログラムを提供する」など夢物語にしか過ぎませんし、「永遠にサポートし続ける」ことも不可能です。これではウイルス・マルウェアの撲滅どころか国内のソフトウェア産業・文化を撲滅することにしかなりません。「海外からのウイルス流入は増加する一方なのに国内では誰も手を打てない」という状況が生まれた場合、誰がどのように責任を取るのか。

2.江田法務相の「素人なのでよくわからない」発言
審議内容は事前に分かっていたはずなのに「よく分らない」という答弁が出てくることがよく分かりません。事前に専門家等を集めて勉強会を行うといったことはやらないのですか。

3.共謀罪復活の動きについて
今回の法案では見送られたはずの「共謀罪」についての議論が復活し、しかも多くの時間をさいているというのはどういうことか。また、作成されたソフトウェアをマルウェアと認定するにあたっての基準が実質的には「共謀罪」の要素を含んでいることについてはどのように考えているか。

私以外にも多くの方がこの問題に興味を持ち、私と同様に意見や疑問を伝えようとしていると思います。「空気」に流されない真摯な対応を是非ともお願い致します。

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