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2019.01.02

静止画DL違法化の件、パブコメ出しました

文化庁・著作権分科会・法制・基本問題小委員会中間まとめ、静止画DLが目玉となっているアレですがとりあえずパブコメ出しておきました。まあ何かの参考になればということで。

(2)ダウンロード違法化の対象範囲の見直しについて

①意見提出対象の区分:B:ダウンロード違法化の対象範囲の見直し
②賛成/反対:反対
③御意見(2000字以内)

静止画・小説等ダウンロードの違法化/処罰化に強く反対します。

【理由】

1)法案作成の大きな理由の1つであろう「漫画村」等の海賊版サイトはダウンロード(以下、DLと略す)を必要としない「閲覧型サービス」であり、DLを違法化したところでその範囲外となり、まったく意味のないものであることは既に多くの指摘がなされております。

2)違法アップロード(以下、ULと略す)の証拠保全のため、物証として該当コンテンツをDLすることは現在当然のこととして行われていると思われますが、この行為自体が違法化されることになります。

3)SNS等で「画像レス」のような形で正規のものでない画像等がやりとりされることはごく日常的なこととして行われています。ULは現時点でも既に(法的に厳密な意味では)違法である可能性がありますが、あまりに軽微なため見逃されているというのが現実ではないかと思われます。DLにも網をかけるというのであれば違法とするボーダーをきちんと示せるのでしょうか。
映像/音楽のDL違法化に際してはその多くがデッドコピーであったという側面はあるかと思われますが、静止画に関しては上記の事情によりそう簡単にはいかないと考えます。

4)上記3)に関連して、先般テレビ東京の番組でドラクロワの作品紹介にコラージュ画像が使用されたという騒動がありました。また、雑誌等で「ネットで見かけた面白画像」のような記事もよく見かけます。
このように現場レベルでは「出所の分からない画像を使ってしまうこと」が少なからず行われている現状があります。DL違法化はこれを推し進めたいであろうメディア企業/出版社にとっても不利益となる可能性がありますが、それをきちんと考慮されたのでしょうか。

以上、対応すべき事案には実効性がなく誰も利益を得ることもない立法化は一部関係者のマスターベーションにしか過ぎず、本来であれば出版のデジタル化に対して業界がどのように適応していくかを考えなければならない段階であるにもかかわらず、このような法制化で批判の矛先を躱そうという姑息な態度は唾棄すべきものであります。

映像/音楽の違法DLを滅ぼした(少なくとも隅に追いやった)のは違法化ではなく、iTunesやNetFlix、海外ではCrunchyroll等の「使える」配信サービスでした。出版界に必要なのは意味のない法律ではなく、時代に対応した変化ではないのでしょうか。

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