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2019.10.30

侵害コンテンツのダウンロード違法化等に関するパブリックコメントの実施について:とりあえず出しました

https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185001067&Mode=0

本日〆切ということで、ざくっとですが書いて出しました。


(全般)
そもそも「深刻な海賊版被害への実効的な対策」としてなぜダウンロード違法化が挙げられているのか、全く意味がわからない。
海賊版への対策としてまず行うべきなのは「アップロード者」「サイト運営者」の摘発と処罰であることは漫画村事件を見ても明白で、見当違いな「対策」と称する百害あって一利なしであるものを持ち出してくる文化庁関係者の見識を疑わざるをえない。
今回の件に先立って音楽・映像についてはDL違法化が実施済みだが、違法DLの減少にあたって大きな要因となったのはiTunesやNetFlixといった、「需要を大きくカバーする配信サイト」の整備であることがきちんと認識されているのか。
また、先の「漫画村」が閲覧による広告収入を主としていたサイトであることは周知のことであるはず。DL違法化したところでこういった閲覧サイトに対する影響は軽微であり、対策として全く意味を持たないことは言うまでもない。

一方、「国民の正当な情報収集等に萎縮を生じさせないこと」についても、情報流通の観点から見てDL違法化が大きな問題となる可能性はあると考える。
欧州でも話題となった「ネットミーム」とも関連するが、いわゆる「画像レスポンス」のような形で画像が引用・拡散されるといったことはごく日常的な光景であり、ときにはそこから商機が生まれるといったことも少なくない。DL違法化はそういった流れにも大きく制限を加えることになるのではないか。

海賊版被害への最大・最優先の対策課題はそれを生業とする者の適切な摘発・処罰であり、そのためには開示要求を容易にする法整備や違法サイトへの広告収入をどのように断つかといった、より現実に即した対応が求められるのではないか。関係者の再考を期待する。

(リーチサイトについて)
リーチサイトの多くは海外で展開されており、国内法でそれに対応できるとは思えない。やるだけ無駄ではないか。
ブロッキング導入への足がかりとするためのアリバイ工作ではないのか。

(その他海賊版対策について)
先般のブロッキングの議論といい、なぜ「国民の自由を奪う」方向での対策しか出てこないのか。「仕事しています」アピールのために法律を振り回すのは大概にして頂きたい。
現場レベルで出てきている実績をきちんと踏まえたうえで実効性のある対策を。

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